陽子線治療センター

センター長 荒屋正幸

 

1.ビジョン

 陽子線治療により、従来の放射線治療では成し得なかった、腫瘍制御率の向上や有害反応の軽減の実現をめざし、安全かつ確実な陽子線治療を提供する。

 

2.サービス内容

 2014年9月開設 がん集学治療センター放射線治療部門の治療センターとして新設 最大230MeV(70~230MeVの範囲で段階的に可変)の陽子線を利用し、「限局性固形がん*」に対して治療をおこなう。

 医師、診療放射線技師、医学物理士、看護師、外部委託運転員など)のチーム医療にて安全確実な治療を提供している。

*2016年4月1日より、公益社団法人日本放射線腫瘍学会が指定した疾患・病態に限る。

 

3.構成

がん集学治療センター放射線治療部門陽子線治療センター/陽子線技術科,医学物理科

医師2名、看護師2名、診療放射線技師7名、医学物理士1名、事務員1名、加速器運転員3名(外部委託)

<院外資格>

日本医学放射線学会/日本放射線腫瘍学会 放射線治療専門医 2名
日本医学放射線学会/日本放射線腫瘍学会 研修指導者 1名
がん治療認定医機構 がん治療認定医 2名
日本臨床腫瘍学会 がん薬物療法専門医 1名
日本医学物理士認定機構    医学物理士 1名
日本放射線治療品質管理機構 放射線治療品質管理士 2名
日本放射線治療専門放射線技師認定機構 放射線治療専門放射線技師 3名

<院内資格>

主治医資格 2名
画像一時読影資格 2名
麻薬処方資格 2名
抗悪性腫瘍剤処方資格 2名

 

4.主要設備・機器

陽子線治療室1室、陽子線治療操作室1室、サイクロトロン(加速器)室1室、ガントリー室1室、陽子線電源室1室、患者固定愚答保管庫1室、診察室2室、治療計画CT室1室、治療計画操作室1室、治療計画室1室、検収室1室、研究室1室、陽子線加速器1台、エネルギー選択装置1台、陽子線輸送装置1台、陽子線ガントリー1台、照射ノズル1台、オンレールCT2台、治療計画位置決め装置1台、呼吸同期装置2台、3D計測器1台、治療情報システム、治療計画システム、治療計画支援システム

 

5.実績

新患数  :107 (セカンドオピニオン11含む)

治療開始数:63 (前立腺癌:41、膵癌:4、肺癌:3、食道癌:3、鼻腔悪性黒色腫:2、その他:10)

 

6.学術・研修

<学会発表>

荒屋正幸.発表.陽子線治療について.

第12回上伊那病診連携がん診療学術研究会,2015年5月21日,長野県伊那市.

荒屋正幸.発表.陽子線治療ってなに?よくわかる陽子線治療講座

タイムス元気塾,2015年6月10日,長野県松本市.

荒屋正幸.座長.最新の陽子線治療と今後の放射線治療の展望

第65回日本病院学会,2015年6月19日,長野県松本市.

荒屋正幸.発表.陽子線治療について.

ガンについて考える会,2016年1月19日,東京都稲城市.

荒屋正幸.発表.陽子線治療について.

松本保健師研修会,2016年2月12日,長野県松本市.