睡眠時無呼吸治療センター

センター長 吉岡照晃

 

1.ビジョン

 睡眠医療を担い、睡眠障害の治療と睡眠衛生の指導を実践して地域住民の健康増進に寄与する。睡眠の障害や不衛生は、生活習慣病、心脳血管疾患の発症・増悪・再発に関与する。睡眠医療を通じて、これらの疾病の一次から三次までの予防医療の役割の一端を請け負い、健康寿命の延伸に貢献する。

 

 健康センターの肺癌検診、SAS検診、COPD発見等における効率化・精度管理・受診者サービスの向上に努め、早期発見、フォロー、治療が一貫した検診システムの提供に寄与する。

 

2.サービス内容

<外来>

 
9:00 ~
14:00~

※月、水は15:30まで、月は第1、3のみ。

睡眠障害の初診と再診。睡眠時無呼吸症候群、過眠症〈ナルコレプシーなど〉、むずむず脚症候群、周期性四肢運動障害、概日リズム睡眠障害〈睡眠相後退障害など〉、REM睡眠行動障害、心不全に伴うCSR-CSAなど

検診発見呼吸器疾患のフォロー(初診と再診)。SAS、COPD(中等度以上の気流閉塞を伴う有症状例)、胸部異常陰影など

胸部CT検診(+スパイログラム)読影/判定、結果説明、フォロー結果確認と集計。

SAS検診判定、結果説明。

PSG検査:週4回(月~木) 

 

3.構成・提供体制

医師:1名

関連スタッフ(他部署)

区分(外来診療)

臨床検査技師(CPAP・ASV患者指導、予約検査説明):1名

診療クラーク:2名、栄養士:1名、看護師:(必要時対応)

区分(検査)

PSG検査担当臨床検査技師:1名(要員13名)

<資格>

呼吸器学会専門医・指導医、肺がんCT検診認定機構認定医:1名

 

4.設備・機器

 

5.実績

SAS診療 4/1~3/31

 

2013年

2014年

2015年

CPAP契約数/月

576

615

705

新規契約数/年

142

157

155

 

睡眠検査 1/1~12/31

 

2013年

2014年

2015年

PSG

293

336

266

OCST

237

221

185

SAS検診

278

243

222

 

CT検診 1/1~12/31

 

受診総数

要精査率(%)

結果判明率(%)

肺癌確定数

切除数

Ⅰ期数

2012年

4296

5.8

90.3

9(0.205%)

6

6

2013年

4405

6.5

83.7

12 (0.273%)

10

9

2014年

4600

6.2

81.8

14 (0.304%)

14

14

 

医療の質・安全性の管理

  1. CPAP・ASV治療患者の指導・教育
    「当該規程・手順書」に基づく
    「患者指導実施記録(導入時・定期的ケア)」によるモニタリング
    • 1日4時間以上を一定期間中70%以上の日で使用する患者比率78%
  2. PSG検査精度管理
    「当該規程」に基づき年2回施行
    • PSG masterとscorerの解析一致率≧85%、個人再現率≧90%
  3. PSG検査の安全管理
    「当該規程・手順書」に基づく
    「PSG検査実施記録」によるモニタリング