運動器疾患センター
センター長 村上成道
1.ビジョン
患者さんが住み慣れた地域で住み慣れた人と安心してその人らしい生活が送れることを医療提供の最終目標に置いて、医療を提供する。
- 社会復帰に向けた急性期治療・リハビリテーションを充実させる。
- 回復期病棟を有効利用し、自宅復帰へのサポートを充実させる。
- 関節・外傷センター、脊椎センター、手外科センター、運動器リハセンター、スポーツ障害予防治療センターが専門的な治療を提供する。
- 健康寿命延伸の地域支援として運動器慢性疼痛疾患への予防活動を行う。
- 運動器疾患センターと外来、病棟、健康センターが連携して、運動器疾患の包括的加療を完成させる。
2.サービス内容
当センターでは、救急搬送されることの多い外傷に対する治療、人工関節置換術などに対する手術、腰部疾患に対する脊椎手術、専門的な加療を必要とする手外科手術、スポーツ選手に対するリハビリテーション加療を中心に、専門性の高い治療を提供している。また、各センターの専門性を生かしつつ、運動器症候群の予防を中心とした健康寿命延伸支援に力を入れている。
3.構成・提供体制
運動器疾患センター | |
脊椎センター | |
手外科センター | |
外傷・関節センター | |
スポーツ障害予防治療センター | |
運動器リハセンター | 運動器疾患リハ部門 |
スポーツリハ部門 |
医師12名、理学療法士33名、作業療法士13名
<資格>
日本整形外科学会認定整形外科専門医6名
4.実績
手術件数1401例
外傷を除く、専門分野手術として、
手外科 112件(機能再建、腱縫合、神経縫合、鏡視下手根管開放等)
脊椎外科 43件(慢性疾患に対する手術)
関節外科 81件(人工膝関節、人工股関節、前十字靭帯再建も含む)
スポーツ 13例(上腕骨小頭離断性骨軟骨炎、有鉤骨骨折等)
以下に主な手術術式とその件数を示す。
表示名称 | 集計 |
骨折観血的手術(大腿) |
284 |
人工骨頭挿入術(股) |
82 |
骨折観血的手術(下腿) |
82 |
骨折非観血的整復術2.(前腕) |
77 |
骨折観血的手術(前腕) |
76 |
骨内異物(挿入物を含む)除去術(下腿) |
57 |
関節内骨折観血的手術(手) |
53 |
脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方又は後側方固定) |
47 |
腱鞘切開術(関節鏡下によるものを含む) |
47 |
創傷処理4.筋肉に達しないもの(長径5センチメ-トル未満) |
40 |
脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓切除) |
36 |
骨折観血的手術(上腕) |
36 |
骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕) |
32 |
関節鏡下手根管開放手術 |
29 |
関節鏡下半月板切除術 |
26 |
脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(椎弓形成) |
25 |
骨移植術(軟骨移植術を含む)(自家骨移植) |
25 |
骨折経皮的鋼線刺入固定術3(指) |
25 |
創傷処理1.筋肉、臓器に達するもの(長径5センチメ-トル未満) |
24 |
人工関節置換術(股) |
23 |
人工関節置換術(膝) |
21 |
関節内骨折観血的手術(肘) |
21 |
関節内骨折観血的手術(足) |
20 |
創傷処理2.筋肉、臓器に達するもの |
19 |
骨折非観血的整復術2.(下腿) |
19 |
骨折観血的手術(鎖骨) |
19 |