運動器疾患リハセンター（運動器疾患リハ部門）

科長　小林勇矢

1．ビジョン

• 運動器疾患における外傷や変性疾患患者への質の高いリハビリテーションと、チーム医療の実践により入院患者の日常生活活動の自立を早期に実現する。
• 入院治療におけるリハビリテーションは、後遺しょう害を最小限に留めるよう身体機能の改善をはかる。さらに地域住民が安心した生活を送れるようにQOLを重視した在宅生活を支援する。
• 健康活動によって生じる外傷・障害に対し、質の高い保存的治療、外科的治療を効率的・継続的に提供する。長野県全域の健康医療に寄与する中心的存在として、医療・医療関連サービスに積極的取り組む。これら取り組みに加え、積極的に予防医療を展開していく。

• 高齢者の骨折治療において早期に安心して自宅退院できる体制を再検討・整備する。
• 高齢者の人工関節治療における治療成績を明確にし、その成果を地域や関係者に提示する。
• 量と質の両側面から効率的なリハビリテーションを検討・実施・検証する。
• 健康寿命延伸のため予防リハビリテーションを地域住民に啓蒙・普及する。

2．サービス内容

【入院業務】

365日体制で病棟におけるリハビリテーションを展開している。　

理学療法士　14名体制

作業療法士　11名体制

【外来業務】

外来での上肢機能練習を中心としたリハビリテーション（ハンドセラピィ）

＊新規外来対応により、午後の介入もあり。

3．構成・提供体制

理学療法士　14名、作業療法士11名　体制（2015年8月時点）

＜資格＞呼吸療法認定士1名、認定理学療法士（運動器）1名

4．設備・機器

主要設備：4B病棟リハビリ室

主要機器：治療ベッド　2台、超音波治療器1台、低周波治療器1台、エルゴメーター1台

5．実績

疾患別リハ料の割合

　配属は、4月理学療法士15名、作業療法士13名体制であったが、組織変更に伴い2016年3月は理学療法士11名、作業療法士10名へと変更があった。

6．学術・研修

＜学会発表＞

小林勇矢，青木啓成，大塚功，西村直樹，井口隼人．大腿骨近位部骨折へのリハビリテーションの効果－急性期リハビリテーションの量的側面による考察－．

第49回日本作業療法学会，2015年6月19日，神戸．

新江大輔，北原淳，小林勇矢．　大腿骨近位部骨折保存治療の成績－自宅退院患者の目標設定をどのように設定するか－．

第4回日本脆弱性骨折ネットワーク，2016年3月11日，福岡．

櫻井利康，山崎宏，奥原健史，小林勇矢．ロコモティブシンドロームが橈骨遠位端骨折術後成績に関連する．

第32回　長野県作業療法学術大会，2016年3月13日，長野県駒ヶ根．

三村祐太，小林勇矢，櫻井利康．急性期における脊椎圧迫骨折後の排泄動作自立に影響する因子の検討．

第32回　長野県作業療法学術大会，2016年3月13日，長野県駒ヶ根．

＜臨床実習＞

新潟医療福祉大学　医療技術学部　理学療法学科　1名

2015年4月13日から6月20日．

山形県立保健医療大学　理学療法学科　1名

2015年4月13日から6月5日．

日本医療科学大学，リハビリテーション学科　作業療法学専攻　1名

2015年5月11日から7月4日．

信州リハビリテーション専門学校　理学療法学科　1名

2015年6月1日から7月24日．

新潟医療福祉大学，作業療法学科　1名

2015年6月8日から7月31日．

新潟医療福祉大学　医療技術学部　理学療法学科　1名

2015年6月22日から8月29日．

東京工科大学　医療保険学部　理学療法学科　1名

2015年7月13日から8月22日．

健康科学大学　理学療法学科　1名

2015年8月17日から10月24日．

郡山健康科学専門学校　理学療法学科　1名

2015年9月7日から10月23日．

長野医療技術専門学校　理学療法学科　1名

2015年9月28日から11月20日．

高崎健康福祉大学　保健医療学部理学療法学科　1名

2015年10月26日から12月12日．

日本医療科学大学，リハビリテーション学科　作業療法学専攻　1名

2016年1月12日から3月5日．

＜評価実習＞

前橋医療福祉専門学校，作業療法学科　1名

2015年11月9日から12月11日．

健康科学大学　理学療法学科　1名

2016年2月1日から3月5日．