泌尿器科

統括医長　矢ヶ崎宏紀

1．ビジョン

• 地域がん診療連携拠点病院の泌尿器科として、泌尿器科系癌に対する高度で確実な治療サービスを継続して提供していく。
• 相澤病院泌尿器科の強みである尿路結石治療に対する選択肢を広げていく。
• 泌尿器科救急に対する対応を、より早くより確実に行っていくための対応を模索する。

　上記にあたり、経営・運営の質の視点からは日帰り手術センターを利用した手術,検査の拡大、泌尿器科救急領域におけるパスの新設、昨年度見直しや新たに導入した手術,検査説明書,パスの定期的な点検改定を行っていく。医療の質の視点からはパス逸脱率の減少(昨年度から行っているTUR-Btなど)、カルテ記載率(外来再診の疼痛評価や画像検査所見など)の上昇、再診患者数の減少などを実行していく。

2．サービス内容

外来担当表：

＜手術枠と担当医＞

月曜日　午前：脊麻、局麻手術（杉本/矢ヶ崎）

火曜日　午前・午後：全麻手術（杉本/矢ヶ崎）

水曜日　午前：脊麻、局麻手術（杉本）

金曜日　午前：脊麻、局麻手術（矢ヶ崎）

＜ESWL枠（各曜日午後）と担当医＞

月曜日（杉本）、水曜日（矢ヶ崎）、木曜日（矢ヶ崎）、金曜日（杉本）

＜救急外来、病棟時間外のCall番担当＞

月曜日：矢ヶ崎、火曜日：矢ヶ崎、水曜日：矢ヶ崎/杉本、木曜日：杉本、金曜日：杉本

土曜日、日曜日、祝日：杉本/矢ヶ崎/京都大学医師（輪番制で交替）

3．構成・提供体制

統括医長　1名、医長　1名

（他に、非常勤医師＝信州大学泌尿器科、外来診療担当。京都大学泌尿器科。土日Call番担当。）

＜資格＞

日本泌尿器科学会専門医　2名、本泌尿器科学会指導医　2名

4．設備・機器

主要設備：

外来：診察室2室、検査・処置室　2室、尿流量測定室　1室

結石治療室：前室、操作室、治療室

病棟：3C病棟（泌尿器科16床）

泌尿器科内視鏡（尿道膀胱鏡）検査装置：

本体1台、軟性スコープ4本、硬性スコープ3本、軟性内視鏡洗浄機　1台

その他

尿流量測定器械（尿流動態検査器械）1台

結石治療室：

体外衝撃波結石破砕装置（ESWL装置）ソノリスアイシス

手術室：

腹腔鏡手術用具各種

泌尿器科内視鏡手術装置

本体1台、レゼクトスコープ　2セット、

硬性尿管鏡2本、軟性尿管鏡2本

結石破砕装置（リソクラスト、ホルミウムレーザー）、その他

電気メス装置（エネルギーデバイス　リガシュア）

5．実績

2013年度実績　　

外来患者数　新患62.5、再来1181.3

新入院数　63.8　退院数　64.7、病床利用率　77.7％

手術件数　30.8（全麻6.4），　ESWL 20.2

2014年度実績　 　

外来患者数　新患73.0、再来858.5

新入院数　77.1　退院数　78.0

手術件数　32.0（全麻8.1），　ESWL 20.8

2015年度実績(4-H28.1月)　　

外来患者数　新患59.0、再来663.5

新入院数　63.7　退院数　63.8

手術件数　32.0（全麻7.6），　ESWL 20.6

6．学術・研修

＜学会発表＞

矢ヶ崎宏紀，杉本貴与．当院における根治的前立腺全摘術後の救済放射線治療．

80回日本泌尿器科学会東部総会，2015年9月27日，東京都

杉本貴与，矢ヶ崎宏紀．当院における去勢抵抗性前立腺癌に対するエンザルタミドの初期治療経験．

第80回日本泌尿器科学会東部総会，2015年9月26日，東京都