4S病棟

病棟長 酒井弘子

1.ビジョン

<部門>

  • 悪性疾患、慢性疾患の増悪などにより入退院を繰り返すハイリスク患者に、患者・家族の思いをくみ取り、身体的・精神的苦痛が軽減できるよう医療チームで関わり、病気を抱えながらも自己管理(家族管理)ができ、社会資源を活用し、社会生活・日常生活が送れるよう医療チームで退院を支援する。
  • 急性期治療が終了後、医療的処置や生活障害があっても退院できるように、患者の健康上、生活上の問題点を入院初期より、医師、看護師、関連職種で共有し、医療チームで連携し、患者、家族の指導を行い、患者が住み慣れた地域で住み慣れた人と安心してその人らしい人生が送れるように支援していく。
  • 高齢患者は、入院による認知症の進行、廃用性症候群の進行予防を行い、医師、看護師・関連職種と連携し、急性期治療が終了後、生活障害があっても患者が療養する場所へ(かかりつけ医・施設・転院)に引き継いでいけるよう医療チームで支援していく。

 

2.サービス内容

糖尿病内科、呼吸器内科、腎臓内科及び一般内科入院受け入れ病棟

主な入院疾患

 看護ケアカンファレンス、チームカンファレンス(医師、看護師、薬剤師、リハビリテーションスタッフ、栄養士、MSWなど)を行いながらチーム医療の提供を行っている。

 

3.構成・提供体制

構成

病棟長 1名(兼任)、病棟看護責任者 2名、看護師 26名(パート6名含む)

クラーク 1名

提供体制

7:1看護体制、看護提供体制:固定チームナーシング

看護師2交代勤務体制 夜勤者3名

日勤:8:30~17:15、夜勤17:00~8:45

平成28年2月1日より4S1病棟と4S2病棟が合併し、4S病棟となった。

<院外資格>

糖尿病看護認定看護師1名、糖尿病療養指導士3名、呼吸療法認定士2名

ACLS1名、PALSプロバイダー1名、ACLSプロバイダー1名、BLSインストラクター1名、災害支援ナース1名

 

4.設備・機器

許可病床数 49床(2016年2月1日~)、カンファレンスルーム1室

DU室1室、器材庫1室、看護用具庫1室、リネン庫1室、超音波診断装置 1台

生体監視モニター1台、除細動器1台、AED 1台

  

5.実績

主要項目

2013年度月平均

2014年度月平均 2015年度月平均2016.2/1より49床

新入院数

99.5

107.2

108.7

退院数

125.3

121.4

126.0

病床利用率

94.3

94.8

93.2

平均在院日数

12.5

12.9

14.3

 

 

6.学術・研修

<学会発表>

三枝麗子.血液透析導入患者に対する連携した指導の確立について.

第65回病院学会,2015年6月19日,長野県軽井沢町.

石津美紀.「継続看護の視点による糖尿病看護の記録のあり方について」.

第65回病院学会,2015年6月19日,長野県軽井沢町.

鈴木 充.「呼吸ケアチームによる延長用酸素供給チューブの検討」.

第37回日本呼吸療法医学会学術集会,2015年7月18日,京都府京都市.

石津美紀.「糖尿病透析予防指導の効果-みえてきた当院での病期ごとの指導方法の違い-」.

第20回日本糖尿病教育・看護学会学術集会,2015年9月21日,香川県高松市.

安藤 愛.身体抑制高齢患者とその家族の思いを考えた看護の1事例.

第36回長野県看護研究学会,2015年10月17日,長野県松本市.

近藤 円.病棟看護師の褥瘡対策に対する知識の現状と今後の課題.

第12回長野県褥瘡懇話会,2015年11月8日,長野県松本市.