医療福祉相談室
課長 岩見岳志
1.ビジョン
- 急性期治療後、病状が安定している患者は必要なサービスを導入し在宅への早期退院を促す。また、引き続いての治療やリハビリが必要な患者は、円滑に回復期病棟や療養型病棟、施設等に転院調整し、入院治療が継続できるようにする。その上で顔の見える連携を行なう。
- 退院に向けたカンファレンスを行なうことによって在宅退院を進め、当院の関わる在宅復帰率にMSWとして寄与する。
- 在宅・施設・医療機関に対し、かかりつけ医を招いた退院時共同カンファレンス、ケアマネジャーを含めた介護連携カンファレンス、遠隔の場合はテレビカンファレンスを用いて情報の共有、退院支援を行ない、患者と患者家族のQOLを高めるとともにカンファレンス件数を増やす。
2.サービス内容
入院されている患者さん、患者家族に対して、医療福祉相談室では入院中や退院後の生活に不安や心配な事を伺い、様々な福祉の制度(介護保険、身体障害者福祉、障害年金、限度額適用認定証等)の紹介、援助を行なっている。入院時から早期退院に向け支援を行い、地域完結型医療提供の中で、他医療機関、福祉施設、居宅介護支援事業所等への円滑な調整のために協力・連携を行っている。特に退院する患者さん、患者家族に安心感を持って頂き、切れ目の無い連携を行いつつ早期退院を実現するために、かかりつけ医を招いてのカンファレンスの実践に力を注いでいる。
また、入院時より退院困難者の抽出、院内スタッフとの方向性の確認を早期より行ないチーム医療の一員として業務を行なっている。
月~金 8:50~17:30 (休憩1時間含)
土 8:30~12:20 8:30~17:10 (休憩1時間含)
日・祝日 休み
3.構成・提供体制
10名(課長1名含む)
<資格>
社会福祉士8名、精神保健福祉士4名、介護支援専門員2名、社会福祉士実習指導者3名
4.実績
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2015年4月~2016年3月 |
MSW介入患者退院数 |
4,951件 |
面接件数 |
18,043件 |
介入率 |
40.57% |
退院時共同算定件数 |
54件 |
介護連携算定件数 |
557件 |
5.学術・研修
<学会発表>
堀内寛之.MSWによる在宅復帰率に対しての一考察.
第65回日本病院学会,2015年6月18・19日.