感染対策室

統括室長　笹原孝太郎

1．ビジョン

　忘れてはならない基本的な姿勢は患者さんの安全を守ること、必要な医療を確実に受けていただくために全てを患者さん視点で考えること。

　提供した医療の質を評価検証することは重要であり、相澤病院では医療のアウトカムとプロセスの両面から多面的に評価するシステムを構築して実施する。評価を評価だけに終わらせないために、評価は円滑にフィードバックし、改善・改革を要するものに関しては、改善改革計画を立てて実行し再評価をする。このPDCAサイクルを回すことで継続的に医療の質改善を図るシステムを構築して実施する。

　国際的な医療評価機構（以下JCI)の基準に適合した医療の質を維持し向上させる。

　地域の病院・診療所への支援、地域医療従業者への研修を行なう。

3～5年後のビジョン

1. 患者さんの安全を最優先と考えた感染対策の重要性を職員が認識し、決められた感染対策を遵守している。そのために感染対策室が各部署や組織と横断的に関わって活動し、院内感染の発生防止に繋げている。
2. ＣＡＰＤ手法を用いた医療の質の改善を、毎年確実に実施している。

2．サービス内容

＜役割＞

平成17年に感染対策室新設

院内の感染対策を担う部署として、一定の権限と責任を持って組織内を横断的に活動

＜業務内容＞

感染管理システムの構築による、医療関連感染の予防と対策

• 感染対策関連の規程や手順の整備
• ＩＣＴ活動
• 感染対策に関する関連部署との調整
• 感染対策委員会の事務局
• 感染症関連資料の整備

全職員に対する感染関連の教育

• 感染に関する各種教育指導
• 感染対策リンクナースの教育育成

患者、家族、訪問者、委託業者、研修生等を含む全ての外来者に対する感染予防対策の実施と、医療関連感染に関する教育

職業関連感染の防止と、職員の安全衛生管理の提供

感染サーベイランスと評価に基づく質の改善活動

重大な病院感染症発生に向けた整備と対応

• アウトブレイクの対応

感染対策に関するコンサルテーション

法令等に定められた感染症の届出と対応

感染性廃棄物に関する整備

その他感染対策に関する対応

3．構成・提供体制

専任医師1名    （感染対策統括室長）

専従看護師2名　　（感染対策室長1名）

＜資格＞

日本看護協会感染管理認定看護師1名

日本病院会主催(厚生労働省後援)の感染制御スタッフ2名

インフェクションコントロールドクター（ICD）1名

4．設備・機器

シミュレーションセンタールームＡにて感染プログラム研修施設あり

手指衛生研修備品(グリッターバグ)6台

5．実績

6．学術・研修

＜学会＞

新田彰一　第65回日本病院学会　座長（感染管理）、2015/6/19　軽井沢

＜講義＞

新田彰一　松本看護専門学校　講義（感染防止）　2015/5/28、6/2、6/5、7/10、7/16、7/17、7/23

新田彰一　長野県看護協会　訪問看護支援研修　高齢者介護施設における感染管理2015/8/19　

新田彰一  松本市介護予防教室　感染対策　ノロウイルス対策　2015/10/11

新田彰一　北里大学看護キャリア開発・研究センター　認定看護師教育課程　感染管理内視鏡における感染管理　2015/10/30　

新田彰一　実践力ある在宅療養支援リーダー育成事業　在宅における感染対策　2016/3/5　

＜研修＞

栗田敬子、新田彰一　四賀福寿荘感染対策研修　2015/11/6

栗田敬子、新田彰一　山望苑感染対策研修　2015/12/16、12/21

栗田敬子、新田彰一　あずみのＦＭ　富士電機感染対策研修（大町市）2015/12/27