コードブルーチーム
リーダー 鈴木智裕
1.目的
当院は救命救急センター併設の急性期病院として救急対応が必要な場面に対し、患者の生命守るため専門的なトレーニングを受けたコードブルーチームが速やかに対応することが求められる。院内で心肺蘇生処置を必要とする事例が生じた場合には、コードブルーが発令され、チームが発動し2次救命処置を実施する。そして、対応した事例については、事後に作成された報告書にもとに問題点などを検討し、必要に応じて対応者の振り返りを実施、その後の対応の向上に努める。
2.構成
リーダー | 鈴木智裕(循環器内科 統括医長) |
サブリーダー | 水野雄太(救命科) |
マネージャー | 金子秀夫 (防災・災害・救護総合センター救護・災害対策室 室長) |
メンバー | 43名(医師 18名、看護師 23名、准看護師 1名、助産師 1名) |
3.活動内容・実績
- コードブルー発令;13件
発令はオーバーコードブルーを問題とせず、発令から5分以内に2次救命処置開始率100%を目標としている。2015年8月21日から症例から時間のモニタリングを開始し、全てにおいて4分以内で実施されており目標値を達成しているが、実際の症例の中には重症症例における急変事象も多く、引き続き、十分な対応ができるように努めていきたい。また、症例についてはメンバー内で院内メールを介し情報を共有し、問題症例については振り返り研修を実施している。
なお、現場でのBLSからACLSへの移行の場面や、対応者が多数集まった時など、処置や指示が混乱することあり、今後の解決すべき課題である。また、発令が夜間や早朝の場合に招集メンバーが少ないことがあり、その対策としてコードブルー運用手順規程の見直しを行い、招集メンバーを夜間・早朝については コードブルーメンバーに加えて各科当直医師も含める内容への変更することとした(2月10日に診療部会議で内容について了承いただき、医療品質会議に審議依頼中)
- PETセンターでコードブルーの院内放送が流れない事象あり(5月11日)。放送ルートの確認を行い、陽子線治療センターでコードブルー訓練を実施(11月11日)
- 院内勉強会の開催;
シミュレーターを用いた勉強会(10月14日)、症例の振り返り研修(10月27日)を実施。引き続き、チーム内および関連部署のスキル維持にも努めていく。