認知症ケア支援チーム

リーダー 長沖沙知

 

1.目的

 認知症を有する入院患者に対し、安全な入院生活を過ごすための支援、および認知症の悪化・ADL低下・身体的合併症等を引き起こす事なく入院目的である疾病の治療が終了するよう、医療チームで認知症患者の入院生活を支援する。

 

2.構成

リーダー 長沖沙知(5S病棟看護責任者 看護師)
サブリーダー 櫻井利康(リハセラピスト部門 運動器リハセンター 作業療法士)
マネージャー 細川理博(薬剤管理情報センター 薬剤師)
メンバー 道傳整(神経内科医師)、宮本里夏(臨床心理部門 臨床心理士)、赤沢雪路(精神神経科 専門看護師)、藤牧久美子(認知症看護認定看護師)、高橋智 栄(4S-2病棟看護責任者 看護師)、小畑亜弥(3S病棟看護責任者 看護師)、柳澤美幸(看護師)、高木美寿々(看護師)、吉澤久実(リハセラピスト 部門 脳卒中・脳神経リハセンター 作業療法士)、唐澤紗季子(リハセラピスト部門 心臓病リハセンター主任 作業療法士)、三浦政子(医療連携センター 医療福祉相談室 社会福祉士)、山﨑明子(病棟看護支援部門 部門長 看護師)、柳沢征也(生活支援課 介護福祉部門 介護福祉士)、増田敬子(地域在宅 医療支援センター 介護支援専門員)、西牧俊介(地域在宅医療支援センター 介護支援専門員)、岡本雅義(地域在宅医療支援センター 介護支援専門員)、 松澤明美(栄養科管理栄養部門 管理栄養士)

 

3.活動内容・実績

 認知症ケア支援チームラウンドを実施。前年度までのラウンド結果について2015年6月日本病院学会のワークショップで活動報告を行った。前年度のラウンド方法をふまえ、2015年4月から7月には身体拘束をしている患者を対象として病棟ラウンドを実施。対象患者選出の理由は、身体拘束を行う事で認知症を悪化させる恐れがあるため。不要な身体拘束の軽減にむけた対応方法や、認知症の周辺症状への対応方法についてチームラウンド時カンファレンスを実施した。ラウンドを行った患者の症例検討をチームメンバーで実施。身体拘束を実施している患者に生じている問題行動の大半がせん妄によるものであった。

 次年度は病棟ラウンド以外の取り組みについても模索する必要性があると考え、職員を対象とした調査を行い、より効果的な活動を検討する予定である。