5S病棟
病棟長 伊藤紀子、病棟看護責任者 長沖沙知
1.ビジョン
心疾患患者が入院前の生活の場にできる限り早く戻れるように、専門性の高い急性期医療を提供し、必要な支援を他職種と共同しチーム医療で行う。多職種の関わるチーム医療の中で、看護師は主に生活支援についての判断を行い、チーム内の調整を行う。
- できるだけ早期(DPC疾患群分類毎の入院期間 II 以内)に退院できるように初期評価を行い、その患者の特性に合わせて必要と判断する情報の確認を行い、他院後も安心して生活が出来るように、個々の患者にどのような支援が必要か判断し、他職種へタイムリーに連家をとる。特に、心疾患患者は、集中治療病棟からの転棟も多いため、転棟前の病棟から継続して退院支援・指導が行えるよう連携をとる。
- 心疾患患者が安心して再び生活の場へ早期に社会復帰できるように支援するために、退院後の療養生活を患者・家族が具体的にイメージ出来るよう生活支援についての判断を行い、チーム内の調整を行う。
2.サービス内容
心臓病大動脈センターとして循環器内科と心臓血管外科からなる病棟であり、主として心臓病疾患・血管疾患患者の看護を行っている。
主な入院疾患として、循環器疾患(狭心症、急性心筋梗塞、心筋症、完全房室ブロック、急性/慢性心不全、不整脈、洞不全症候群など)、心臓血管疾患(下肢静脈瘤、深部静脈血栓症、胸腹部大動脈瘤、大動脈解離、閉塞性動脈硬化症、弁膜症など)が挙げられる。それらの疾患患者に対し、看護実践を行っている。
退院に向けた支援を行う上で、看護ケアカンファレンスを行い、看護師間の介入方法を統一し、チームカンファレンス(医師、看護師、栄養士、リハビリテーションスタッフ・薬剤師、MSWなど)を行い、多職種との連携を図り、チーム医療の提供を行っている。
3.構成・提供体制
7:1看護体制 病床数45床
看護提供体制:固定チームナーシング 2チーム制
看護師2交代勤務体制(夜勤者:3名)
日勤:8:30~17:15、早出:7:00~17:15、遅出8:30~19:30(14:30~20:00)
夜勤:17:00~翌日8:45
病棟長 1名(兼務)、病棟看護責任者 1名、看護師 23名、准看護師 1名
<資格>
看護学生等実習指導者 1名、ICLSインストラクター 1名
4.設備・機器
病床数 45床(+観察床4床)(内重症療養加算病床 3床)、カンファレンス室 2 室看護用具庫 2室、機材庫 1室、リネン室 1室、DU室 1室、セントラルモニター 3台、ベッドサイドモニター 2台、子機心電図 38個、除細動器 1台、AED 1台、12誘導心電図計 1台、FAXコピー機 1台