防災・災害・救護総合センター

センター長 小山明英

 

1.ビジョン

  1. 有事に備え、低下する業務遂行能力を補う非常時優先業務を開始するための自病院における事業継続計画(business continuity plan;BCP)の策定を行い、①方針の決定②マニュアル・計画・アクションカードの策定③教育・研修・訓練④実践⑤実践・訓練の検証⑥対応策の改善、①~⑥のPDCAサイクルを回し、不測の事態に備える。
  2. 各種訓練(災害・火災・地震等)を毎年実施し、実施後の評価・分析を行い、次年度に向けた改善案の策定及び規程等の見直し、更新していく。
    • 今年度においては、長野県がDMAT中部ブロック実動訓練の担当県となり、南信地方に地震が発生した想定で実施される。当院ではDMATの派遣、傷病者の受け入れ、長野県透析基幹病院としての対応について協力すると共に、訓練を通じて災害時対応規定の見直しを図る。
    • 松本市と合同で行っている9月の総合防災訓練を今年は松本広域圏市村(3市5村)が同日にはじめ実施される。当院も病院避難を考えた広域圏市村及び行政機関と連携について計画し検証をする。(実施日:平成28年 9月4日(日))
  3. 有事の際、院内連携のみならず救急医療や災害医療の関わる行政(消防機関・警察)及び医療機関との連携も密にするための活動を行う。さらに、自病院のBCP計画策定後、松本二次医療圏内のあり方(連携・情報の共有などなにをどのように)について関係各署との調整をしながら二次医療圏内でのBCP構築を図る。
  4. 救急救命士として、知識・技術のスキルアップを目指し、職場内・外の教育と自己研鑽を継続的に行い、プレホスピタルケア活動を行えるシステムを構築する。

 

2.構成

防災・災害・救護総合センター/防災・災害対策室/救護・災害医療対策室/モービルER運営室