呼吸器リハセンター

科長 大見朋哲

 

1.ビジョン

 多職種で構成された包括的呼吸ケアチームの一員として専門性を発揮できるよう、呼吸リハビリテーションの基礎的知識から最新のエビデンスまで、勉強会等の実施により部署内スタッフの知識・技術の向上を図り、安全で効果的な呼吸リハビリテーションを提供できる体制を整える。

 呼吸器リハセンタースタッフによる年間に複数回の学会発表を行い、積極的に院外への治療成績の公表を行う。

 

2.サービス内容

<対象>

呼吸器センターほか内科系病棟に入院中の患者、または外来通院されている患者

<概要>

  1. 呼吸リハビリテーション
  2. 内科病棟入院患者への急性期リハビリテーション
  3. 摂食・嚥下障害に対する摂食機能療法・嚥下リハビリテーション
  4. がんのリハビリテーション
  5. 安全な在宅生活を送るための支援

 

3.構成・提供体制

理学療法士7名、言語聴覚士5名(2016年12月より4名)

<資格>

専門理学療法士(内部障害)1名
心臓リハビリテーション指導士1名
がんのリハビリテーション研修修了4名
NST専門療法士3名
認定言語聴覚士1名
3学会合同呼吸療法認定士2名
呼吸ケア指導士2名
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士2名
日本体育協会アスレティックトレーナー1名
AHA BLSインストラクター1名
AHA BLSヘルスケアプロバイダー2名
AHA ACLSプロバイダー2名

 

4.設備・機器

主要設備(心大血管リハセンターと兼用):

5S病棟心大血管疾患リハ室

主要機器(心大血管リハセンターと兼用):

スパイロメーター
低周波刺激装置
トレッドミル 
エルゴメーター3台
生体情報モニター4台
エアマッサージャー
冷蔵庫
救急カート
血圧計
パルスオキシメーター など

 

5.実績

2016年度実績(PT)

  • リハビリテーション実施のべ人数:10603人 (2015年度:13862人)
  • リハビリテーション実施のべ実施単位数:18329単位 (2015年度:23589単位)

2016年度実績(ST)

  • リハビリテーション料算定のべ実施単位数:3921単位 (2015年度:5278単位)
  • 摂食機能療法のべ実施件数:7444件 (2015年度:9314件)

(2015年度新設部署のため2015年度以前の実績はなし)

 

6.学術・研修

<学会発表>

下倉準,石原敦司,大見朋哲,竹谷晋二,小林愛実,多賀収.理学療法評価を含む多面的評価にて治療効果を経時的に評価したサルコイドーシスの1例

第2回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会甲信越地方会,2016年9月16日,松本市.

唐澤紗季子,大見朋哲,竹谷晋二,石原敦司,澤地友里,下倉準,小林愛実,多賀収.文学活動継続のための独居自宅退院を支援した重症特発性肺線維症の1例

第2回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会甲信越地方会,2016年9月16日,松本市.

石原敦司,多賀収,中村さつき,小林愛実,下倉準,大見朋哲.間質性肺炎患者に対する労作時酸素投与による6分間歩行距離延長効果とその予測因子の検討

第35回関東甲信越ブロック理学療法士学会,2016年10月29-30日,横浜市.

高井美緒,岩田恵子,波田野めぐみ,平山雄大,矢野目英樹,下倉準,石原敦司,竹谷晋二,大見朋哲,多賀収.ST介入を含むチーム医療が奏功し死の前日まで経口摂取を継続し得た急性間質性肺炎の1例

第20回日本病態栄養学会学術集会,2017年1月13-15日,京都市.