運動器疾患センター

センター長 村上成道

 

1.ビジョン

 患者さんが住み慣れた地域で住み慣れた人と安心してそのひとらしい生活が送れることを医療提供の最終目標に置いて、医療を提供する。

 人口構造の変化は、提供すべき医療の変革も必要となる。運動器疾患センターの整形外科医、理学療法士、作業療法士も、変革に対応することが求められる。

 これまで当センター整形外科医は、急性外傷や、慢性疼痛疾患に対する治療を行ってきた。理学療法士・作業療法士は、整形外科医が治療と並列し、機能障害を可能な限り改善させ、社会復帰を促すことを行ってきた。人口構造の変化は、高齢者も可能な限り早期社会復帰を促し、社会的生産性を改善させることを必要としている。

 そのためには、迅速な初期治療と社旗復帰に向けてのサポートが必要となる。具体的には、リハビリテーションの更なる室の向上が求められる。慢性疼痛疾患も高齢者の機能障害の主因となるため、運動器慢性疼痛疾患に対する予防活動を地域開業医と連携しつつ行う。

  1. 社会復帰に向けた急性期治療・リハビリテーションを充実させる。
  2. 回復期病棟を有効利用し、自宅復帰へのサポートを充実させる。
  3. 外傷・関節センター、脊椎センター、手外科センター、運動器リハセンター、スポーツ障害予防治療センターが専門的な治療を提供する。
  4. 健康寿命延伸の地域支援として運動器慢性疼痛疾患への予防活動を行う。
  5. 運動器疾患センターと外来、病棟、健康センターが連携して、運動器疾患の包括的加療を完成させる。

 

2.構成

 外傷・関節センター、脊椎センター、手外科センター、スポーツ障害予防治療センター、運動器リハセンター(運動器疾患リハ部門、スポーツリハ部門)、4B病棟