訪問リハビリテーション

統括科長 鈴木修

1.ビジョン

 在宅療養する人々の尊厳と自立を尊重し、常に最新の訪問リハビリテーションサービスの提供に努め、そのリハビリテーション効果を検証し発信してくことで、地域の皆様の信頼と社会的評価を高める。また、かかりつけ医や関連医療・介護・福祉機関とFace to faceの連携に努め、訪問療法士(訪問リハを提供するリハセラピスト)の専門性を発揮し、積極的にケアマネジメント作成に参画することで、住み慣れた場所で安心して暮らせる地域創りに貢献する。

 

2.サービス内容

 介護保険と医療保険の二つの保険を使用して、要介護者および要支援者、障害者(児)に対し、主治医の指示の下、利用宅へ訪問して身体・生活機能の維持改善、社会参加への促進を目的とした運動療法等の直接的アプローチや生活指導、療養相談等の間接的アプローチからなる訪問リハビリテーションを提供する。

 

3.構成・提供体制

 相澤地域在宅医療支援センター松本訪問リハビリテーションに勤務するセラピストは、訪問看護ステーションひまわりリハビリテーション科と訪問リハビリセンターリハビリ科を兼務し、2チーム制によりサービス提供を実施する。

 また、身体・生活機能を多面的に評価できるように、一人の利用者に理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が複数人で関わる複数担当性を推奨する。

<資格>

理学療法士13名、作業療法士6名、言語聴覚士2名

 

4.設備・機器

金属支柱付短下肢装具右3足、左2足、GSD装具右2足、左2足、SLTA検査1式、スプリングバランサー左右1機、テーブル用ブラケット1 

 

5.実績

総訪問件数 19877件、新規利用者数 220件、終了者数 200件、軽快終了率 60.0%

 

6.学術・研修

<学会発表>

畑中真悟.思いを汲み取り、共感する大切さ~入院時離床困難だった事例へのナラティブアプローチを用いた関わり~.

第8回日本訪問リハビリテーション協会学術大会in東京,2016年6月17日,東京都.

杉山俊樹.若年脳卒中利用者の再発予防・健康増進を目指して~訪問リハビリテーションが予防医療に関わる必要性~.

第8回日本訪問リハビリテーション協会学術大会in東京,2016年6月17日,東京都.

安藤道彦.訪問リハビリテーションを利用した大腿骨近位部骨折患者が自宅退院後に排泄動作を再獲得するための条件.

第50回日本作業療法学術大会,2016年6月9日,北海道.

佐々木美和.訪問リハビリの視点から大腿骨頸部骨折後の再転倒に関する因子を探る.

リハビリテーション・ケア合同研究大会in茨城2016,2016年10月28日,茨城県.

安藤道彦.訪問リハにおけるサービス向上のための重点課題の検討~顧客満足度分析(CS分析)を用いた満足度調査~.

第33回長野県作業療法学術大会,2017年3月4日,長野市.

<講演、シンポジスト等>

鈴木修.訪問・通所リハビリテーションにおける「リハビリテーションマネジメント」.

ケアマネ勉強会(松本市),2016年4月28日,松本市.

吉澤礼子.リスク管理.

第7回認定訪問療法士基礎研修会,2016年5月15日,東京都.

鈴木修.訪問リハビリテーションにおけるリス管理.

第11回認定訪問療法士技術研修会,2016年7月2日,東京都.

鈴木修.リス管理.

第8回認定訪問療法士基礎研修会,2016年7月24日,大阪府.

吉澤礼子.リスク管理.

第9回認定訪問療法士技術研修会,2016年7月31日,東京都.

畑中真悟.介護予防と運動の関係性について.

寿ご近所大学,2016年8月9日,松本市.

鈴木修.活動と参加の捉え方.

訪問リハの道標~重症度に応じた活動・参加(役割創出)を模索する~,2016年9月3日,大阪府.

鈴木修.介護予防の効果と運動の理論.

高齢者サポーター養成講座,2016年9月30日,松本市.

鈴木修.訪問リハビリテーションにおけるリスク管理.

第13回認定訪問療法士技術研修会,2016年10月1日,東京都.

鈴木修.サービス導入時の各専門職の役割.

自立支援に資するケアマネジメント合同研修会,2016年10月15日,北海道.

鈴木修.地域包括ケアをあたりまえにしよう~質の向上に向けた教育はできているか?~.

リハビリテーション・ケア合同研究大会,2016年10月28日,茨城県.

鈴木修.リハビリテーションおよび福祉用具の活用に関する事例演習.

居宅介護支援専門員更新研修Ⅰ,2016年11月16日,安曇野市.

鈴木修.認定訪問療法士としてのステップアップ,

第1回認定訪問療法士ステップアップ研修会,2016年11月20日,大阪府.

鈴木修.リハビリテーションおよび福祉用具の活用に関する実践例の展開,

居宅介護支援専門員更新研修および専門研修Ⅱ,2016年12月2日,松本市,

金丸大地.地域理学療法の現状と今後について.

信州大学保健学科地域理学療法講義,2016年12月8日,松本市.

鈴木修.地域リハビリテーションにおける理学療法士の役割,

平成28年℃丹南ブロック研修会,2017年1月15日,福井県.

鈴木修.医療と介護のシームレスな連携の在り方.

地域包括ケアシステムにおけるリハビリテーションのあり方に関する調査研究事業,2018年1月28日,東京都.

鈴木修.生活環境におけるリスク回避のためのKYT研修会,

船橋市立病院理学療法部門勉強会,2018年2月25日,千葉県.

吉澤礼子.ケアマネジメントの展開(脳血管疾患に関する事例),

平成28年度介護支援専門員実務者研修,2018年3月1日,長野市.

吉澤礼子.ケアマネジメントの展開(脳血管疾患に関する事例),

平成28年度介護支援専門員実務者研修,2018年3月15日,長野市.