SCU

看護科長 桐原綾子

 

1.ビジョン

 脳卒中患者の急性期治療が安全に実施できるように、異常の早期発見と適切な介入により、合併症を最小限に抑え、安定した全身状態となり、早期から十分なリハビリテーションを開始できるように診療の補助を安全に実施する。

 脳卒中患者は、麻痺などの障害により退院困難となる患者が多いため、入院早期から退院支援を実施し、初期評価(身体面、生活面、精神面、社会面)を行い、患者の個別性に合わせて必要と判断する情報を確認する。個々の患者にどのような支援が必要か判断し、他職種、転棟後の病棟へ継続して退院支援が行えるように連携を行う。

 

2.サービス内容

 脳卒中ケアユニット(SCU)として脳卒中の急性期患者に対して集中治療をおこなう病棟であり、急性期にある脳卒中患者の看護を行っている。

 主な入院疾患として、脳梗塞・一過性脳虚血発作・脳出血・くも膜下出血・血管内治療後(血栓溶解術・脳血管内ステントなど)が挙げられる。それらの疾患患者に対し、看護実践を行っている。集中治療を行う上で、早期に目標設定を行うためにチームカンファレンスを実施し、他職種との連携を図り、チーム医療の提供を行っている。

 

3.構成・提供体制

脳卒中ケアユニット(SCU) 常時3対1の看護師配置  病床数:12床
看護提供体制:チームナーシング

看護師2交替勤務体制(夜勤者:4名)

日勤:8時30分~17時15分、夜勤:17時~8時45分

病棟長 1名、病棟看護責任者 1名、看護師(常勤) 17名、

看護師(フルパート) 1名、応援ナース 3名

<資格>

AHA-BLS インストラクター 1名、ISLS 3名、FCCS 1名、DMAT 1名、脳卒中リハビリテーション認定看護師 1名、呼吸認定療法士 1名

 

4.設備・機器

病床数 12床、カンファレンス室 1室、DU室 1室(5B病棟共用)、器材庫 1室(5B病棟共用)、看護用具庫(5B病棟共用)、セントラルモニター 1台、心電図モニター 16台、除細動器 1台、12誘導心電図 1台、人工呼吸器 2台、センサーマット 1台

 

5.実績

主要項目

28年度実績

(H28.4~H29.3月)

29年度実績

(H29.4~H30.3月)

新入院数 417名 439名
平均在院日数 7.95日 7.5日
病床稼働率 92% 89%
24時在院数 3918名 3891名
ユニット加算 99% 98.00%

 

6.学術・研修

<座長>

氏名:櫻田 浩   座長

第38回長野県看護研究学会  2017年10月17日,長野県松本市.

<学会発表>

氏名:櫻田 浩      

<タイトル>

急性期から在宅まで脳卒中において求められる看護師 急性期を担当している立場

第13回国際脳卒中外科学会  2017年10月28日,愛知県名古屋市.