2S病棟

看護科長　山﨑瑠美子

1．ビジョン

• がん集学治療センターの後方病棟として、化学療法、放射線治療、緩和ケアを受ける患者・家族への全人的ケアを提供する。
• 治療による有害事象の発現と悪化を防ぐことで、苦痛なく、患者・家族の希望する安心で安楽な療養生活が行えるよう支援する。
• がん集学治療センター看護科と協働し、効率の良い入院受け入れを行う。

2．サービス内容

2S病棟は、がん集学的治療病棟として、がん疾患患者に対して、患者の状態に応じたケアプランを提供する。

主な職務内容は次のとおりである。

• がん患者の特性の把握（患者家族からの情報収集）
• 化学療法の実施（クリニカルパス・レジメンの確認、化学療法前の準備、確実・安全な穿刺、適切な薬物投与、点滴中の管理、薬物投与中の観察、有害事象出現時の対応、化学療法後の後片付け、患者への説明、退院指導
• 放射線療法（トモセラピー、ガンマナイフ、陽子線）の実施（クリニカルパスの確認、入室前の準備、入室・退出時の情報交換、有害事象出現時の対応、患者への説明、退院指導）
• 患者家族の情報収集（患者家族の思いの把握、身体的状態の把握、社会面の把握）
• 緩和ケアの実施（精神・スピリチュアル支援、身体的支援、社会的支援、終末期患者・家族支援、認定看護師との協働、多職種による協働）

3．構成・提供体制

看護師16名（内非常勤4名）、病棟クラーク1名

【看護提供体制】

• 病床数22床
• 固定チームナーシング　7：1看護体制
• 看護師２交代制　日勤：8：30～17：15、ロング勤務あり8：30～19：30
  　　　　　　　　夜勤：17：00～8：45（2人夜勤体制）

＜資格＞

看護学生等実習指導者1名、医療リンパドレナージセラピスト1名、

栄養サポートチーム専門療法士1名

4．設備・機器

主要設備：許可病床数24床（ベッド24台）、診察室1室、カンファレンス室1室、デイルーム、DU室、器材庫1室、看護用具庫1室、リネン庫1室

主要機器：救急カート1台、除細動器1台、AED1台、超音波診断装置1台、心電計（セントラルモニター）1台、

　　　　　心電図モニター12台（ベッドサイドモニター3台、送信機9台）、センサーマット6台（無線式センサー2台を含む）

5．実績

6．学術・研修

＜研修発表＞

横水絵里子，褥瘡のあるがん患者の看護～ADLに応じた褥瘡ケアの検討～．

第14回　長野県褥瘡懇話会，2017年11月19日，長野市．