スポーツリハ部門

科長 青木啓成

 

1.ビジョン

そのために、特にスポーツリハ部門では、健康スポーツ医科学センター(仮称)を稼働させ、スポーツ愛好家・健康志向の高い方々を対象にした健康増進事業を提供する。

 

2.サービス内容

  1. 保険診療業務
    整形外科外来では、骨折などの整形外科疾患の保存療法や術後患者の退院後のフォローアップを目的に日常生活の向上と機能障害の改善をはかる。
    スポーツ外来では、成長期のスポーツ障害患者を中心にした運動時痛や機能障害の改善と運動指導によるスポーツ現場復帰を目標とし、その後の障害再発予防までを行なう。
  2. 保険外診療業務
    院外業務として、高校・チーム・企業と契約して保険外業務を実施している。院外業務の内容は、メディカルチェック、メディカルチェック後のフォローアップ、定期的運動指導ならびにトレーニング指導、チームサポートである。
    また、映像・レース分析、運動器ドック、相澤フィットネス(旧健康教室)、などを実施する。現在、健康スポーツ医科学センター(仮)開設に向け準備を進めている。

 

3.構成・提供内容

  1. 保険診療業務
    スポーツリハ部門 理学療法士(PT) 12名
    運動器外来専属 PT 5名体制、スポーツ外来専属 PT 7名体制

  2. 保険外診療業務
    トレーニング指導者1名、科学スタッフ1名
    PTならびにトレーニング指導者・科学スタッフがその業務にあたる。

    • メディカルチェック・フォローアップ指導
      院内、院外にて契約側と調整し、スポーツ外来専属PTが担当する。
    • トレーニング指導
      専属のトレーニング指導者が院外中心に契約校・施設にて実施する。
    • 運動器ドック 不定期完全予約制にて実施。
      スポーツ障害予防治療科の医師の診察後、スポーツ外来専属PTが運動指導を行う。
    • 相澤フィットネス 毎週火曜・金曜13:00-14:30、土曜日 10:00~12:00 
      外来PT1~2名が運動指導を行う。松本地区、塩尻地区にて実施。
    • 体力測定、映像・レース分析 不定期にて実施。
    • パーソナルトレーニング指導  不定期 9:00-12:00 完全予約制にて実施。
    • チームサポート 信州ブレイブウォリアーズ(プロバスケット)
              Brilliant Aries(ルートインホテルズ プロバレーボール)
      プロ2チームを含む26チームと契約し、有料でのチームサポートを実施。

 

4.設備・機器

治療ベッド、超音波治療器、低周波治療器、ポータブルベッド、トレーニング機器

 

5.実績

  1. 保険診療業務
    主要項目

    2017年度

    (2017.4~2018.3)

    2018年度

    (2018.4~2019.3)

    外来総単位数(月平均)

    スポーツ外来(単位)

    運動器外来(単位) 

    3725

    2489

    1267

    2896

    1644

    1252

  2. 保険外診療業務
    主要項目

    2017年度

    2018年度

    保険外診療(月平均)(円) 1,066,100 1,222,220

 

<ジュニアアスリートサポートプロジェクト>

第14回 障害予防とスキルアップのための野球教室(攻撃編)

2018年12月15日、講師、上田佳範氏 (横浜DeNA 1軍外野守備走塁コーチ)
辻 利行氏(信越硬式野球クラブ監督) 松本市

 

6.学会・講演・執筆

<学会発表>

高山 晃司、成長期における陸上競技選手の種目別障害特性について

2018年6月17日 第47回長野県理学療法学術大会  伊那市

青木啓成、地域高校硬式野球における運動器メディカルチェックの成果

2018年11月2日~3日、第29回日本臨床スポーツ医学会学術集会 札幌

岩谷友倫、中学野球選手における当院メディカルチェックの有用性

2018年11月2日~3日、第29回日本臨床スポーツ医学会学術集会 札幌

山本葵、高校陸上競技部に対する運動器メディカルチェックの有用性、

2018年11月2日~3日、第29回臨床スポーツ医学会学術集会、札幌

両角真伊、当院のスポーツ選手におけるメディカルチェックの有用性 

2018年12月8日~9日、第5回日本スポーツ理学療法学会学術大会、東京

 

<座長・講演>

青木啓成、講師 平成30年度公認アスレティックトレーナー養成講習会 2018年10月21日、愛知県

青木啓成、講師 信州リハビリテーション専門学校 特別講演 2018年11月22日、松本

青木啓成、座長、症例報告7、2018年12月15日、第6回日本運動器理学療法学術大会、福岡県

紅楳英信、講演 強豪国にスポーツ科学で挑む

2018年4月14日、日本スポーツ学会スポーツを語り合う会、東京

紅楳英信、講演 パシュート団体金メダルを支えたテクノロジーとアナリティクス

2018年4月27日、日本アナリティクス協会オープンセミナー、東京 

紅楳英信、講演 平昌オリンピックでの金メダル獲得を目指した科学・情報サポート

2018年9月19日~21日、HRサミット2018・HRテクノロジーサミット2018、東京

紅楳英信、講演 平昌オリンピックでのメダル獲得を目指したスピードスケートチームパシュート科学サポート

2018年10月13日、慶應義塾大学公開講座、東京 

紅楳英信、講演 日本の組織力・科学力で勝利した、スピードスケート女子チームパシュート

2018年11月7日~8日、The Asia-Oceanian Computing Industry Organization ASOCIO2018  東京

紅楳英信、講演 日本の組織力・科学力で世界に挑んだスピードスケート女子チームパシュート

2018年12月13日、東京大学医療産業イノベーションフォーラム、東京

紅楳英信、講演 平昌オリンピックスピードスケート女子チームパシュート金メダルへの道

2018年12月21日、プラナリゼーションCMPとその応用技術専門委員会、東京

紅楳英信、講演 トップアスリートにおけるスポーツの科学的な実践

2019年2月9日、高崎健康福祉大学公開講座スポーツの科学的な実践と障害予防、高崎

 

<執筆>

青木啓成、講座スポーツ種目特性に基づいた理学療法「スピードスケート競技」 理学療法35(6)、2018年6月発行

青木啓成、スポーツサポート戦略 メディカルスタッフの役割とその成果 臨床リハ27(6)、2018年6月発行