5A病棟(回復期リハビリテーション病棟)
看護科長 市川智鶴
1.ビジョン
- 生活障害のある患者の退院後の生活をサポートするために、現状の日常生活動作と患者家族が希望する状況、アウトカム、問題抽出を行い、カンファレンスを含め多職種と定期的に確認を行い目標設定を行う。
- カンファレンスを行い抽出された問題について、看護師は主に生活支援についての判断を行い、早期から退院マネジメントを行うとともに、チーム内の調整を行う。
- 看護師一人一人が、回復期リハビリテーション病棟という特性を理解し、患者家族の個別性や生活状態に合わせ、自宅退院指導や説明を行い、不安なく退院できるように必要な支援を行う。
2.サービス内容
5A病棟は、回復期リハビリテーション病棟として、リハビリテーションを必要とする患者を急性期病棟から引き継ぎ、自宅や施設へ退院する準備を担う病棟になっている。全身状態の変化に注意しながら、患者が安全・安楽にリハビリテーションを受けられるように支援するとともに、生活障害のある患者の退院に向け、安全に退院先に引き継ぐ看護の提供を行っている。疾患を受け入れ、今ある残存機能を活かし日常生活を送れるように、現在の日常生活動作で受ける事ができるサービス調整や支援・指導を、各専門職種と協力し調整をとり、退院に向けた援助を行う。
- 脳卒中患者の理解に関する業務
- 脳卒中患者の特性を把握し、患者家族から情報収集を行うとともに、症状・合併症への対応を行う
- 脳卒中リハビリテーション期の患者の二次的合併症の予防を行う
- 整形外科疾患患者に関する業務
- 整形外科疾患の患者の特性を把握し、患者家族から情報収集を行うとともに、症状・合併症への対応を行う
- 嚥下障害患者に関する業務
- 摂食機能障害の特性の把握を行う
- 二次的合併症予防、退院に向けた支援、チーム協動
- 全身状態の観察とともに、二次的合併症の予防及び早期発見に努める
- 生活障害のある患者に合わせ、患者と家族のニーズを聴取し、退院に向けた指導を行う
- 他職種と協動し、自宅状況の把握、サービス調整、在宅指導や退院前カンファレンスを実施し、安全に退院先に引き継げるよう支援を行う
3.構成・提供体制
看護師18名
- 当該疾患患者がいる急性期病棟からの入棟受け入れ
- 看護師 1チーム体勢 13:1看護体制
- 看護師 2交代勤務体制(夜勤看護師2名、介護士2名の計4名体制)
日勤:8時40分~17時15分(各勤務時間の種類あり)
夜勤:17時00分~9時00分
<資格>
院外資格:
- 臨床指導者養成講習修了3名
- 重症度、医療・看護必要度評価者 院内指導者研修終了2名
- 骨粗鬆症マネージャー
院内資格:
- 看護技術インストラクター1名
- 看護技術トレーナー5名
- 相澤病院BLS18名
- 鎮静看視資格15名
4.設備・機器
許可病床数50床、カンファレンス室1室、診察室1室、リハビリ訓練室1室、
看護用具庫1室、リネン庫1室、器材庫1室、DU室1室、
セントラルモニター1台、ベッドサイドモニター1台、
DC1台、デスクトップパソコン7台、ノートパソコン8台
5.実績
平均在院日数
|
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
1月 |
2月 |
3月 |
年度 |
17年度 |
32.5 |
32.6 |
33.0 |
40.2 |
27.1 |
34.2 |
40.6 |
30.4 |
26.6 |
32.7 |
28.8 |
33.8 |
32.4 |
18年度 |
35.4 |
36.4 |
34.0 |
32.4 |
39.1 |
38.9 |
36.7 |
33.6 |
35.5 |
48.9 |
37.0 |
39.1 |
38.7 |
病床稼働率
|
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
1月 |
2月 |
3月 |
年度 |
17年度 |
91.0% |
93.5% |
92.4% |
90.8% |
90.1% |
87.8% |
95.7% |
94.1% |
84.9% |
96.0% |
97.9% |
93.7% |
92.3% |
18年度 |
95.0% |
96.3% |
93.1% |
93.1% |
95.9% |
97.1% |
97.2% |
89.5% |
96.1% |
97.9% |
96.2% |
96.0% |
95.5% |
6.学術・研修
なし