地域医療支援病院委員会

事務局 金子貴明

 

1.目的

 社会医療法人財団慈泉会相澤病院は、紹介患者に対する医療提供、医療機器等の共同利用の実施等を通じて、かかりつけ医・かかりつけ歯科医等を支援する能力を備え、それにふさわしい構造・設備を有するとして、平成13年8月2日に長野県知事より地域医療支援病院として承認を受けた。医療法に定める地域医療支援病院に係る基準に則り、病院が地域医療支援病院としてその機能を十分に発揮するために、地域医療支援病院委員会を行う。

 

2.審議事項

 委員会は、病院が地域のかかりつけ医・かかりつけ歯科医等からの要請に適切に対応し地域における医療の確保のために必要な支援を行うよう定めた地域医療支援病院に関する事項の内、管理者の業務遂行方法に定められた次に掲げる事項に関する業務遂行状況について審議し、病院の管理者に意見を述べるものとする。

    1. 病院の施設、設備の開放、共同利用の実施、及び利用医師登録制度の実施と情報の提供・連絡・調整
    2. 救急医療の提供体制
    3. 地域の医療従事者の資質の向上を図るための研修の実施
    4. 診療ならびに病院の管理及び運営に関する諸記録の管理
    5. 4. の諸記録の閲覧に対する管理体制
    6. 紹介外来制の原則に基づく紹介率の向上

 
次に掲げる事項をモニタリング指標とし、地域医療連携の質の向上に努める。

    1. 共同利用のための専用病床の利用率
    2. 登録医訪問件数
    3. 紹介患者数
    4. 登録医数
    5. 救急車受入件数
    6. 救急患者数
    7. 地域の医療従事者の資質の向上を図るための研修の実績
    8. 診療並びに病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧実績
    9. 地域医療支援病院紹介率
    10. 地域医療支援病院逆紹介率
    11. 臨床研修実施状況
      1. 初期・後期研修医数
      2. 初期・後期研修医の外部医療施設研修実績
      3. 初期研修医による死亡診断書作成数
      4. 初期研修医担当の剖検数
      5. 指導医による初期研修医診療記録チェック率

 

3.構成

 委員は、病院の所在する地域の医療を確保する上で重要な関係を有するものを中心に構成するものとし、地域の医師会の代表、病院が所在する市町村の代表、学識経験者をもって構成するが、病院長が依頼し承諾を受ける。また、病院の関係者の就任は、総委員数の1/2未満とし、病院長が任命する。

 

委員長 松本市医師会会長
委 員

(1)松本市医師会会長、(2)塩筑医師会会長、(3)安曇野市医師会会長、(4)松本市歯科医師会会長、(5)松本薬剤師会会長、(6)松本市健康福祉部部長、(7)松本広域消防局警防課課長、(8)信州大学医学部附属病院医療福祉支援センター副センター長、(9)専門学校未来ビジネスカレッジ学校長、(10)松本大学スポーツ健康学科教授、(11)慈泉会相澤病院病院長、(12)慈泉会相澤東病院病院長、(13)相澤病院病院運営担当副院長、(14)相澤病院病院品質担当副院長、(15)相澤病院医学研究研修センター卒後臨床研修センターセンター長

 

4.開催実績

3ヶ月に1回、年4回実施