PET検診

PET検診について

「がん」の早期発見を、より短時間に安全に行う最先端医療機器「PET」による検診コースです。全身のがんチェックができます。

基本料金
73,700円(税込)

PETとは

PETイメージ

PETとは、陽電子放射断層撮影装置のことで、ポジトロン・エミッション・トモグラフィー(Positron Emission Tomography)の略語です。「がん細胞に目印をつける」というのがPET検査の特徴です。がん細胞が正常な細胞に比べて多くのブドウ糖を取り込むという性質を利用して検査を行います。ブドウ糖に似た薬剤『18F-FDG』を体内に注射し、全身をPETで撮影します。すると薬剤の多く集まるところが分かり、がんを発見する手がかりとなります。

PET検査の特徴

早期発見 細胞の活動状態を視覚的に捉えて悪性度を診断

従来の検査では発見しにくかった1㎝程度のがんが発見できるようになりました。

CTやMRI等の従来の診断機器では、形態の変化によって腫瘍を発見します。PETでは細胞の活動状態を視覚的に捉えることによってがん細胞を発見することができます。そのためCTやMRIで発見しにくい場合や、良性悪性の区別、がんの進行度合い、がんの成長の仕方や性質が推定できます。

全身のスクリーニングが可能 安全性が高い検査

従来の検査は、がんの可能性の高い部位に対してCT等の検査を行っていましたが、PET検査では1回で全身の検査ができます。そのため予想外の部位でのがん発見、転移の有無なども調べることができます。

PET検査では放射性薬剤を投与しますが、その被曝量は胃のバリウム検査と同等です。放射性物質は2時間後には約半分に減り、尿中からの排泄もあって翌日にはほとんど体内に残りませんまた『18F-FDG』はブドウ糖に似た薬剤なので副作用の心配がありません。

PET検査の限界

PETイメージ

PETといえどもミリ単位の小さながん細胞は発見できません。また検査薬は炎症などのがん以外の病気にも集積します。このためPTEで異常があった場合、がんかどうかの確定診断のためにさらに他の検査が必要になることがあります。PET検査は万能ではないことをご理解下さい。

PET検査の得意ながん PET検査の苦手ながん

頭頚部がん、肺がん、乳がん、食道がん、すい臓がん、結腸がん、直腸がん、子宮がん、リンパ腫、黒色腫 など

胃がん、腎がん、尿管がん、膀胱がん、幹細胞がん、胆道がん、白血病 など
(これらのがんが原発巣の場合、その診断は難しいのですが、転移・再発に対しては有用な場合もあります)

スケジュール

  1. 受付・着替え

    (受付時間は、事前に郵送される案内にてご確認下さい。)健康センター1階にて受付。検査着・スリッパをお渡しし、更衣室にて着替えをしていただきます。

  2. 各検査

    お申し込みいただいたコースの検査をお受けいただきます。PET検診単独の場合は、健康センターにて身体計測、血圧測定、問診確認後にPETセンターにて採血・PET検査をお受けいただきます。人間ドックオプションの場合は、人間ドック終了後にPETセンターにてPET検査をお受けいただきます。

  3. 診察

    診察室(個室)にて、医師の内科診察を行います。

  4. PET検査

    PETセンターへご案内いたします。

  5. 着替え
  6. 会計

混雑の状況により、一部スケジュールが変更になる場合があります。