回復期リハ科

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回復期リハビリテーションの取り組み

当院回復期リハビリテーション病棟の特徴

急性期病院内に併設されている回復期リハビリテーション病棟(50床)という環境を活かし、急性期治療後の患者は速やかに回復期リハビリテーション病棟に引き継がれます。あらゆる疾患に対して、チーム医療による集中的かつ包括的なリハビリテーションを施行し、最短距離で最大限の回復を図ります。また、同法人の地域在宅医療支援センターと連携し、安心・安全な在宅生活の再構築を支援します。

回復期リハビリテーション病棟の対象疾患

対象患者発症から入院までの期間
脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、脳神経叢損傷等の発症後もしくは手術後、又は義肢装着訓練を要する状態 2ヶ月以内
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折、又は2肢以上の多発骨折の発症後、又は手術後の者 2ヶ月以内
外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有している者 2ヶ月以内
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後 1ヶ月以内

回復期リハビリテーション病棟入棟後の退院までの流れ

科学的根拠のあるリハビリテーションの実践

脳卒中歩行障害に対するリハビリテーション

  • 直接的な歩行トレーニングを中心とした介入。
  • 下肢装具を用いた歩行トレーニング量の増加と再学習効果による歩行機能改善。
  • 体重免荷トレッドミルを併用した歩行トレーニングの実施。
  • 体重免荷式歩行器を併用した歩行トレーニングの実施。
  • 機能的電気刺激療法(FES)による麻痺筋への介入。
  • Gait Judge Systemを用いた定量的な評価による治療介入の検討。
  • Honda歩行アシストを併用した歩行トレーニングの実施。

脳卒中歩行障害に対するリハビリテーション

整形外科疾患に対するリハビリテーション

下肢外傷や脊椎・骨盤骨折、人工関節置換術後、脊髄損傷の患者を中心に、整形外科疾患に対するリハビリテーションを積極的に行っています。

また、脆弱性骨折の患者に対しては、骨折リスクを評価し、多職種専門スタッフが療養指導を行います。セラピストは再骨折予防の取り組みとして、転倒リスクをスクリーニングして、退院後の医療・介護スタッフへ情報提供を行います。

上肢機能障害に対するリハビリテーション

脳卒中後片麻痺に対しての機能回復練習

回復期リハビリテーションは運動麻痺改善を促進する重要な時期であり、運動麻痺の機能回復理論に基づいた課題指向型練習を積極的に提供しています。

  • ニューロリハビリテーションを考慮したプログラムの構築
  • 低周波や中周波を利用した筋出力や運動イメージの強化
  • ミラーセラーピーや課題指向型の運動トレーニング

高次脳機能障害に対するリハビリテーション

リバーミード行動記憶検査実施場面
リバーミード行動記憶検査実施場面

高次脳機能障害に対する機能回復・社会適応練習

生活障害を明らかにし、問題点を改善する高次脳機能リハビリテーションプログラムを実施しています。

  • 標準化された多くの機能評価バッテリーを用いて、障害の要点及び残存機能を定期的に評価します。
  • 主体の機能障害に対しての直接刺激的練習及び代償手段獲得練習の提供を行います。

失語症に対するリハビリテーション

言語の「聞く」「話す」「読む」「書く」の機能低下を呈す失語症患者に対し、有効なコミュニケーション手段の確立を図り、機能訓練・能力訓練を実施しています。また、退院後は外来・訪問リハビリを利用し、患者の社会復帰を目指した長期的フォローを行っています。さらに、当院独自の患者会『ほほえみの会』への参加を促し、「患者の社会参加の場」「家族同士の相談の場」を提供しています。

摂食嚥下リハビリテーション

摂食嚥下リハビリテーション

脳卒中後(仮性球麻痺・Wallenberg症候群等)の摂食嚥下障害患者に対し嚥下造影検査(VF検査)や嚥下内視鏡検査(VE検査)を専門医のもと実施しています。

また、口腔ケアや口腔エクササイズ、適切な食事条件の検討といった基本的な嚥下リハビリに加え、神経筋刺激装置Vital Stimによる電気刺激治療や、s-EMGを使用したバイオフィードバック治療も実施しています。

日常生活動作と手段的日常生活動作


家事動作練習場面

病棟での生活動作から自宅生活での動作獲得を目指す

病棟生活の生活動作の自立はもちろん、より早期の自宅退院を目指すうえで不可欠となる手段的日常生活動作の練習を積極的に行っています。

  • 床上動作・入浴動作などの応用動作練習の実施。
  • 調理や掃除、洗濯等のIADL練習。
  • 金銭管理や公共機関の利用など、医療機関外での練習。

自動車運転再開に向けた評価体制

職場復帰や生活の質の向上を図るうえで自動車運転の再開を望む者は多く、医療者のかかわりは重要となります。特に脳卒中・頭部外傷者が自動車運転を再開する際には包括的自動車運転評価が重要視され、その評価は、疾病の評価・身体機能評価・高次脳機能評価・ドライビングシミュレーター等の医療機関で実施する評価に加え、自動車教習所での実車評価からなります。当院では、運転免許センター又は警察署において運転適性相談を実施後、診断書の提出を求められた方を対象として、これらの包括的自動車運転評価を実施し運転適性について総合的に判断させて頂きます。


  • 病院での神経心理学的検査の場面

  • 病院での神経心理学的検査の場面
  • 当院では机上の神経神学的検査に加えて、KM式安全運転助言検査をもとに修正された簡易自動車運転シミュレーター(Simple Driving Simulator:SiDS)を導入して運転適性判断の一助としています。


  • 実車評価の様子

  • 実車評価後、教官、作業療法士との振り返り

チーム医療の実践

スタッフ全員参加の定期カンファレンス(回診)や他科専門医・専門職との連携など、チーム医療を強力に推進することで、すべての患者に対して安全なリハビリテーションを施行し、潜在能力の最大限の回復を目指しています。

回復期リハビリテーション病棟の運営実績

運営指標
主要項目2016年度実績月平均
(2016年4月~2017年3月)
2017年度実績月平均
(2017年4月~2018年3月)
新入院数(人) 40.9 43.3
病床利用率(%) 89.6 92.3
在院日数(日) 34.4 34.3
退院数(人) 41.7 42.7
在宅復帰率(%) 85.6 85.2
看護必要度A項目(%) 18.9 22.3
重症患者率(%) 34.9 35.7
重症患者の4点以上改善率(%) 71.2 74.9
リハビリ提供量(休日) 6.7 6.6
リハビリ提供量(休日以外) 6.8 6.6
実績指数 103.0 99.7

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