救急科

統括医長 吉池昭一

1.ビジョン

  1. 救急医師と総合内科の応援などを活用し、医療の質を維持する。救急医の採用は喫緊の課題であり、医師の確保ができれば、救急集中治療の入院管理、ドクターカーやモービルERを用いた病院前救護、研修医教育・勉強会の充実など、従来行っていた活動レベルに戻す。
  2. 部署目標として
    • 放射線科読影で異常所見があって呼び戻さざるをえない問題事例を年2例以下に減らす。
    • 急性心筋梗塞患者に対し、受付から心カテまでの時間を90分以内に短縮する。

 

2.サービス内容

  1. 通常の診療時間外の傷病者及び緊急的に医療を必要とする傷病者
  2. 発症が通常の診療時間外であればすべて救急患者とする
  3. 通常の診療時間内であっても、発症後間もない又は経過の速い変化・及び急激な変化を伴う傷病者は救急患者とする(紹介患者も同様)

 このような救急患者などに対して、北米型ERのスタイルを取り、JTASを利用してまず迅速・的確に緊急度・重症度判定をおこない、必要な初期治療を素早く行なう。診療時のCT・MRI所見の放射線科読影を確認し適切に対応する。

 

3.構成・提供体制

24時間365日運営(松本二次医療圏の二次救急輪番制対応)

<スタッフ構成>

医師数 9人

内訳  統括医長1名、医長3、後期研修医3名

<資格>

日本救急医学会指導医:1名

日本救急医学会専門医:4名

日本脳神経外科学会専門医:1名

日本外科学会専門医:2名

麻酔科専門医:1名、麻酔科標榜医:1名

 

4.設備・機器

救命救急センター一括表示

 

5.実績

救命救急センター一括表示

 

6.学術・研修

<学会発表>

舩戸 光平,山本 基佳,水野 雄太,神徳 隆之,大内 謙二郎,藤本 和法,松原 千登勢,鹿島 健,小山 徹.救急外来で新規に発見される下垂体病変の頻度.

第44回日本救急医学会総会・学術集会,2016年11月18日,東京都.

学生・研修医部会設置運用特別委員会企画 優秀演題パネルディスカッション.

<講演>

山本 基佳.日常生活の中での救急.出前講座.日赤奉仕団第二地区.2016年8月30日.松本市.

山本 基佳.間違って覚えている医療の知識.出前講座.豊科フィルム株式会社.2016年10月18日.安曇野市.あずみ野エフエム収録講座.

山本 基佳.知ってて良かった!病院へ行く前に行う救急処置.日本電熱株式会社.2016年11月25日.安曇野市.あずみ野エフエム収録講座.

<相澤病院医学雑誌>

今井 悠,山本 基佳.過去10年間に当院救急外来を受診した虚血性持続勃起症の2例の検討.相澤病院医学雑誌.2016年.

新中 さやか,山本 基佳,小山 徹,橋本 隆男.重篤な意識障害とけいれんを呈したが、ほぼ後遺症なく自宅退院となったデングタケ中毒の1例.相澤病院医学雑誌.2016年.

村山 大輔,山本 基佳,三澤 賢治,田口 亮,宇根 範和,平野 龍亮,塩原 茂樹,田内 克典.診断に難渋した子宮広間膜裂孔ヘルニアによる絞扼性イレウスの1例.相澤病院医学雑誌.2016年.